アルのこと

わたくしの元旦那さんのところに、9歳の猫アルがいます。なんと!わたくしは離婚する前に、三匹猫を飼っていたのです。アルは(いつもルーと呼んでいます)真っ白の猫で、目が金色です。古風な名前の付けるのが好きなわたくしですが、元旦那さんが、アルビノのようだというところから、アルと命名しました。

アルは、わたくしの友人の家に迷い込んできた野良猫の母猫が産んだ仔猫でした。友人は、何度も何度も、わたくしに飼って飼ってと頼みました。なんと友人は、五匹くらい居たでしょうか、その仔猫を全部持ってきたのです。その頃、ペット不可のコーポに住んでましたし、タキも居るし、で、アルだけ貰ってきました(ペット不可で貰うほうも貰うほうですね)

アルは、来た当初、グレーに薄汚れて蚤だらけでした。しかも回虫までいました。それが、どうでしょうか?成長するにつれて真っ白な本当に美しい猫になりました。身体も流れるように細身で、まるで、大島弓子さんの綿の国星のホワイトフィールドになりました。

また、アルは、タキやチキのように人を選ばず、誰にでも慣れますし、トイレもちゃんと出来ます。また、呼ぶと返事をするんですね。元旦那さんでも大丈夫と思って置いてきました。ただ、一つだけ難点があります。物凄く壁を爪とぎするのです。これには悩まされました。爪とぎをいくら用意しても駄目なのです。そのペット不可のコーポを引っ越しする時、なんと30万円も請求されたのです。逆に言えばそれ位で良かったと思わなければいけなかったのかもしれません。

今、元旦那さんは猫可のところで暮らしてます。わたくしが出て来たコーポです。アルは、そこで、ドライな元旦那さんに溺愛される事なく、ちんまりと暮らしてます。愛すべき猫たちです。

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